繫いでいくこと。
先週は、数ヶ月ぶりの福岡そして数年ぶりの岡山へ。   出張先や旅先では、その土地ならではの自然を訪れることや食はもちろん、その土地に暮らす人と会ってお話しをするのがなにより好きで、大切にしていること。   そして、できるだけ時間を見つけてはその土地の神社やお寺、教会やモスクなど...
いのちの、手ざわり。
いつもお取り寄せをさせていただいている礼文島の漁師、山本文平さんを知ったのは友人のレストラン レフェルベソンスのシェフ、生江さんの紹介でした。   自分の生活を根本から見直そうと思い、まずは食生活をしっかりしようと基礎調味料について教えてもらっていた時のこと。ちょうど生江さんは...
自然の、手ざわり。
8歳の夏、家族で北海道一周旅行をしました。   生まれたばかりの弟を含む家族5人、東京からフェリーでステーションワゴンと一緒に出発した3週間の旅は、後部座席で弟と喧嘩ばかりしていた記憶が一番鮮明ではあるけれど、所々で北海道の本質に触れた旅だったように記憶してます。東京とは違う、...
かろみ
8月のテーマ「なごし」でも触れましたが、言葉について考えていたら松尾芭蕉にぶつかりました。   というのも、おくの細道を書いていた晩年の芭蕉は、俳諧における「軽み」を主張していたと知り、その「軽み」についてもっと知りたかったのです。   芭蕉にとっての「軽み」とは、自然を鑑賞し...
自分を活かして、はたらく。
手塩にかけて育てられたもの、こだわりを持って作られたもの、素晴らしい技術と熱意で作られたもの………売れるために考えられたものではなく、あくまで消費者のことを考えて安心安全に作られたもの。   私の母はこういった、商品の背景にあるストーリーを読みながら買い物をするのが好きな人でし...
こだわりを解き放った先に見えてくるもの。
陶芸家 清水善行さんの仕事と暮らしは、まさに一体化していて1つの美しいかたちを作っていました。   寒さが厳しく乾燥している冬の間に木を切り倒し、薪を作る。そして、初春から春にかけて作陶し、夏前に窯焚き窯出しし、作品を仕上げる。   これだけ聞くと、少しのんびりした田舎生活を想...
こころのたなびき
南山城村「童仙房」で作陶している清水善行さんの工房兼ご自宅にて、数日間研修合宿をさせていただきました。研修と言っても、もちろん陶芸家を目指しているわけではなく、自分の目の前に見えているものだけでなく見えていないものを感じたい、感じられる想像力を身に付けたい、取り戻したいというのが...
青楓
新緑の季節は、その美しさに目を奪われ窓の外を眺めることが多く、目の中のどこかに絶えず緑が揺らいでいるような気がしてしまいます。今年のように長い梅雨の雨上がりには、楓の若葉が目にいっそう鮮やか写り、優しく目にしみるようです。 まだ少し稚く淡い緑の若葉は、夏季に入ってからの呼称だそ...
心映え
7月は、「文月(ふづき、又はふみづき)」。 その意味・由来・語源には諸説あるようで、調べれば調べるほど出てくるので驚きました。 なかでも、「文被月(ふみひろげづき、ふみひらきづき)」が略されて「文月」に転じたという説は有力らしいですが、この文被月とは書道の上達を祈って、短冊に歌...
六月柿
六月柿とは、トマトの古い呼び名または異称。   広辞苑にもあるきっと誰かが命名したであろう「六月柿」という名称ですが、「トマト」と調べても、その解説の中にきちんとした回答はありません。   自分なりに、「六月柿」という古語の存在について考えてみました。   ウィキペディアによる...
たゆたう時を愉しむ。
東京のわりとど真ん中で生まれ育った私は、ここ、東京には日本中のどこよりも優れたものが何でもあると勘違いをしたまま大人になりました。   もちろん、両親からそんな教育を受けたわけではありません。   小学生の時、都庁が有楽町から私の住んでいた新宿区に移った時に、「日本の中心である...
たまゆら。
日本中がそわそわしていたゴールデンウィーク直前のこと。阪急百貨店の催事「藍ism」の開催にあたり、取材レポートのご依頼をいただいて徳島に行くことになりました。   徳島の「藍染」と聞いて真っ先に思い出したのは、友人のSNSで見かけた「BUAISOU」という藍のアーティスト集団。...
シュツランノホマレ。
「“出藍の誉れ”って知ってる?」友達にそう言われて、きょとんとしてしまった私。   調べてみると、   「弟子がその技術や能力において、師匠を超えること。元になったものよりも、そこから出てきたものの方が優れているという意味。青色の染料は藍から取るものだけれど、もとの藍の葉より青...
行く先の、たどり。
私が暮らしの中で大切にしていること、それは読書と旅です。   読書も旅のようなものですよね。   この二つは似ているなぁといつも思っているのですが、それはどちらも自分も知らなかった自分に出会えるチャンスがある、ということ。   まだ眠っている自分の中の新キャラを起こせるかどうか...
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